「え・・・?」
さくらは頭の中が真っ白になってた。
「だから私は李君が好きですわ。」
笑顔で知世がさくらに言った。
「…………。」
さくらなんの言葉も出てこなかった。


「でも……。」
知世が口を開いたとき,さくらの姿はもうなかった。
「さくらちゃん!?さくらちゃん!?」
知世が大声でさくらを呼んだ。
でもさくらは返事をしなかった。
夏の風が少しふいた。
    ‡
それから3日が過ぎた。
さくらはずっと学校にきてない。
みんなは心配してた。
1日も学校を休んだことのないさくら,休むなんて変だ。
小狼は気になって仕方ない
ついに小狼が知世に話しかけてきた。
「おい,大道寺。」
「はい?なんですか?」
知世は答えたとても綺麗で可愛い笑顔で。
「あのさ…。」


                     【つづく】