2009年7月22日は国内では46年ぶりとなる皆既日食が見られる日でした。九州北部でも約90%ほど欠けるとのことで見てみようと思っていたのですが、ここのところすっきりしない天気ばかり。予報も微妙だったので半ばあきらめていたのですが、前日になってみると予報は曇りのち晴れ。これは見られるかも?というわけでいろいろやってみた記録です。
日食の撮影にはND10000を使用したり、ND400とND8を重ねるといったあたりが定番の撮影方法のようですが、ND400ならまだしもND10000なんて売っていないし高い。そもそもどちらとも日食特需で欠品しているらしい。そういうわけで代わりを探していて目に付いたのが、100円ショップのサングラス。今回はレンズが大きい、めがねの上につけるタイプを選択しました。
帰ってから実験してみると、レンズ1枚あたり光量が1/9程度になるようです。ということは、4枚重ねれば光量を1/94=1/6561に押さえることができるはず。これならND10000には及ばないものの、ND400+ND8(光量1/3200)よりは効果が大きいのでなんとかなりそう。使用に当たってはこれを適宜重ねることになりますが、1枚単位で調節する必要があるとは思えなかったので、取り扱いやすさも考えて2枚ずつに接着してしまいました。
朝起きてみると微妙なお天気。大丈夫なのかと心配していたものの、雲の切れ間からなんとか日食を見ることができました。
次に国内で皆既日食が見られるのは26年後だそうですが、次は皆既を見てみたいなぁ。
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